俊友会管弦楽団は、5月7日(日)すみだトリフォニーホールにて、「第58回定期演奏会」を開催いたしました。

このコンサートは、東京都トヨタ販売会社グループとトヨタ自動車株式会社(以下、トヨタ)が、社会貢献活動の一環として実施している『トヨタコミュニティコンサート』として開催され、日ごろ音楽を聴く機会の少ない方々に、気軽に音楽に親しんでいただく目的で実施されました。

指揮: 山下一史

俊友会管弦楽団は、従前より目の不自由な方を中心とした身障者の方々の招待を継続してきていますが、加えて昨年からは自治体の社会福祉協議会を通じて、5月の演奏会においては、「母の日」招待枠として「親と小学生」に加え、「高齢者と子供」を対象に、外出を控えがちな高齢者を会場にお招きする取り組みを実施してきています。また、老々介護の複数のご夫婦にも来場いただいていますが、お招きした方々からは好意的な感謝の言葉をいただいています。 一方で、学校に通えなくなったお子様のご家庭へのアプローチについて来場されたお客様から要望として寄せられたこともあります。また、関係のある社会福祉協議会からは、未就学児対象としたコンサート開催の要望も強く、今後どのような取り組みが社会的なニーズがあるのか模索しきたいと考えています。

Viola 佐々木 亮

2015年5月の第54回定期演奏会、リヒャルト・シュトラウス作曲 交響詩「ドン・キホーテ」以来の山下一史氏、そしてヴィオラの独奏にNHK交響楽団の首席奏者の佐々木亮氏を迎えてのコンサート。

山下氏が得意とするリヒャルト・シュトラウスの交響詩「「ツァラトゥストラはかく語りき」、54回定期演奏会では、我が道を行くドン・キホーテを諭すサンチョパンサを、朗々と謳いあげた佐々木亮さんを迎えての「イタリアのハロルド」、ゴールデンウィークの最後を飾る一日にふさわしいコンサートになりました。